障害を知る、触れる、出会うための観光事業~タイムトラベル100時間ツアー~

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障害を知る、触れる、出会うための観光事業~タイムトラベル100時間ツアー~


レッツは障害福祉施設を運営している。

その中で心がけていることは、施設というところは、障害のある人たちのケアを行うところではあるが、障害のある人たちが障害のある人だけとしか会えない場所を作ってしまってはいけない。


それは、いくら施設の中で心地よい世界があたっとしても、一歩外に出たら、全く自分たちを知らない人たちばかりで、知る機会もなく、まるで社会にいなかったかのようになってしまうことが、最も怖い。

「知らない」ことから起こる分断、排除、は、時として暴力に変わる。
昨年度の相模原事件、世界の分断を見てみても、根っこのところは同じなのではないか。


 でも、知らないことに出会うことは怖いことでもある。
ストレスもお互いにかかる。
小さないざこざもあるし、不愉快な思いもする。
そういう小さな違和感、ズレを重ねて、重ねて、お互いに対話して、乗り越えていくことで、理解というものは進んでいくのだと思う。

そうしたことを起こしていく事業として観光(タイムトラベル100時間ツアー)はある。

理解と知るとは少し違う。
そして理解するというのは、言葉では簡単だが、何度も何度も対話を重ねていかなければ生まれるものではないと考えている。

観光の目的は、出会うこと。
そして重度の障害者や、こういう施設の存在自体を体感してもらうこと。
知る手がかりになること
そして、語り合うこと。

 観光事業に来ていただいた方々と、スタッフ全員が語り合う場「かたりのゔぁ」、というてつがくカフェを用意している。
「障害の人っていいよね」ということだけではなく、違和感や、嫌悪感と言ったマイナスなことも含めて、「障害ってなんだろう」と言う問を持ち帰ってもらいたい。

だから観光中に、こちらは、あまり情報を提供しない。
とにかく、見て、触って、触れて、あなたなりの感覚を大事にしてほしい。

そのための100時間。
そのぐらい彼らと接していると、自分なりの、「この人ととの接し方」みたいなものが見えてくるかも知れない。

今まで10回以上、タイムトラベル100時間ツアーを行って来た。
参加された方々の中には、ここにいながら自分の人生と照らし合わせながら時を過ごしている。

会社が辛い、就職どうしようとか、人生に悩んでいるなど、なんかきっかけが欲しくてくる人々もいる。その人たちが、ここで彼らと接して、何か、感じながら帰っていっているような。

その答えは帰ってからみなさんがずっと考えることなのだと思う。

問いをつくる、対話を生む。

お互いの存在を認め合う。

「観光とは、何か一方的に与えられるのではなく、自分で光を探しに行くことだ」
と、この事業を始める時に陸奥さんがアドバイスしてくれた。

本当にそう
障害と出会う、知るという観光。

結構、おおまじめでやっています。

観光事業HP
http://100htour.net/



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