たけしの自立8 たけしが自立して変わり始めた私

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たけしの自立8 たけしが自立して変わり始めた私


2020年11月3日、朝10時半、たけしはレッツの運営するヘルパー事業所URTLAのスタッフ、佐々木君と中村君が迎えに来て出かけて行った。
今日から土曜日まで4泊5日、シェアハウスで過ごすたけし。

朝、八時半に起きてからほぼ全開。ご飯を作って食べさせて、片付けて、ゴミ出しして、お出かけの用意。服を用意して、水筒にカルピス(いつもは水だけど)いれて、たけしの昨日からの様子のノート書いて。アッ、クリーニング屋さんが来る、庭で遊んでいたたけしが戻ってくる、あれ、ウンチが漏れた! 間髪入れずに下半身シャワー、お出かけ用に着替えさせて、靴下まではいたのにそのまま庭へ。昨日の雨で外は若干濡れている。まあいいか、くつ下出かける時に替えれば。たけしがいると大量に出る洗濯物干して、そうこうているうちにウルトラが来て、なんとか出かけて行った。

そうだ、まだ朝ご飯食べていなかった。たけしと食べていると自分のご飯をついつい忘れる。ご飯というより介護。いろいろ手は出すし、冷蔵庫からいろんなもの持ってくるから、本当に落ち着かない。食べたり食べなかったりするし、ひっくり返したり余計なことばかり。食べ終わった後は床もいつもご飯だらけ。ましてや汚れたまま、自分の部屋に行ってしまうから、ご飯粒がたけしが歩いた後にぽろぽろ落ちる。ひと時、おとなしく服にこぼれたご飯を片付けさせてくれればいいのだが、かなわない・・・。
これがいつもの日常。
朝だけでこれだから、1日一緒にいると本当に気が休まらない。

でも最近は、3日自宅に滞在し、あとはシェアハウスで過ごすという生活に。そして私は確実に楽になった。
今、瑛(たけしの姉)も9月に結婚して、サンタ(猫)も一緒に新居に行ったから4日間、完全な独り暮らし!

気持ちを表現できないけれど、寂しいというより、なんだろうかわびしいような、でもうれしいような。
夫も亡くなり,子どもも自立すると、家族としてはほぼ終焉だけれど、しかし、レッツの仕事というのか、活動は結構追われているから気持ちとしてそんなに変化はない。
ただ、確実に、本も読めるようになったし、新聞もじっくり読める。いろんな事考える時間もできた。
そして、とにかく時間を気にせずいろんなことができることがなによりありがたい。


最近、本来、たけしが生まれなかったらやっていたであろう、街づくりとか、環境デザインとか、そういうところにも気持ちが派生していくのを感じる。やっぱり好きなんだろうなあ。別に封印していたわけではないけれど、体力的、時間的、精神的余裕がないとできなかったんだとつくづく思う。

とはいえ、たけしの将来のことも、夫の残したあれこれや、レッツのことも、自分のこれからもまだまだ課題は満載でどうつなげて料理したらいいか皆目わからない。まあこれから考えるとしよう。

いずれにしてもだ。やはり時間的な余裕というのは必要で、ゆっくり考える環境がやっと手に入れることができたのは本当に幸せだと思う。
と同時に、介護や子育てというものがどれだけ人を追いつめるかも十分体験してきた。
そしてこんな時間を持てることを贅沢だと、どこかで思ってきた。だから24年間もかかってしまった。

ここには、母親神話、女性軽視、ジェンダー、といった性差による役割が暗く影を落としている。
それにやっと気が付いた。
これについてどこかで掘り下げないといけないと思うし、これをまとめないといけないと思っている。
私の後悔と訳の分からなかった苦労が、少しでも誰かの役に立つように。
そして実はあんまり進歩していない今に、モノ申しておきたい。

あれ?やること増えたんじゃない?




 
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