2016年01月27日00:30

先日、静岡市の福祉系NPOさんの主催の、「事業所運営力のための助成金講座」の講師を仰せつかった。
助成金の専門家ではない。だからどこにどんな助成金があるのかはよくわからない。
レッツは設立して15年間、毎年、1000万円以上の、多くの助成金や委託費をいただいている。
それらは毎年コンスタントに入ってくるものではない。
みんな、提案して、申請して、受かって、やっと事業ができる。
助成金事業に応募し始またのは、フィリップモリス株式会社さんの助成金「生きる場としてのコミュニティー」だった。
これは、設立助成1年、展開助成2年、特別助成1年のの最長4年のプログラムだった。
300以上の全国の団体が応募し、設立助成で13団体、展開助成で6団体、特別助成は1団体に絞られた。
なんと、最後の1団体にレッツが残ったのだ。
総額で、900万円。2005年から2009年。
この事業のおかげで、たけし文化センター事業が誕生した。
そして、2010年のアルス・ノヴァ設立の契機ともなった。
この助成金もそうだが、特に全国区の助成金を受けることは、ものすごく自分たちの活動を「問う」ことになる。
つねに、「その活動は社会になにができるのか」
といったことを突きつけられ、必死で考えながら、事業を行う。
多分、こうした助成金をいただかなかったら、私は障害福祉施設はつくらなかったと思う。
同時に、障害、福祉、アート、ソーシャルインクルージョンといった、難しいテーマを、ここまで考え続けられなかったのではないか。
何より、一人の、障害児の母でしかなかった私が、鍛えられた。本当に一人のちからではない。
助成金はお金の支援ではない。
志の支援だ。
レッツが、福祉という、しっかりした制度にたどり着いたのはある意味幸福だったのかもしれない。
翻って、アートや文化、芸術っていうのは、継続していくのが本当に大変。
何かの役に立つと明確に示すことは、ほとんどできない。
そうした社会的価値が定まっていない分野を応援してくださった多くの助成金担当者、企業に感謝する。
ちなみに、講座の対象者は全員福祉関係者。
NPOとして活動を続けている身としては、同じ非営利事業であっても福祉は制度化され、国が守ってくれる事業だと思っている。
だから、車が欲しい、施設の設備投資がしたい、といった理由で助成金を申請するのは違っている。
カツカツでやっている、多くのNPOと勝負するのだ。
勝てるわけがない。
福祉施設が、利用者と言われる人たちのことだけではなく、それを取り巻く、地域、社会に何ができるかを、「問う」事から始めれば、社会は変わっていくかもしれない。
地域に1つは必ずある、福祉施設(高齢者、障害者、子ども、医療など)が、利用者ではない、様々な人たちの居場所を作り始めたら、社会はもっと豊かになるだろう。
同時に、一見、社会からアウトサイドに置かれている人たちの、新しい役割が見えてくると思う。
税収が減り、働く人口が減る日本。
それでも幸せに生きていくには、税金の使い方をリノベーションしていくことだと思う。
その可能性が、障害福祉施設にあると思っている。
なんでもやってもらえると思うことは、何かができなくなる。
お金がない、何かが足りないというのは、むしろ何か新しいアイデアが生まれる源泉であると思う。
経済成長ができなければ幸せになれないとは思えない。
ないなら無いなりに、工夫すればいいのだから。
助成金について考えた≫
カテゴリー │レッツ

先日、静岡市の福祉系NPOさんの主催の、「事業所運営力のための助成金講座」の講師を仰せつかった。
助成金の専門家ではない。だからどこにどんな助成金があるのかはよくわからない。
レッツは設立して15年間、毎年、1000万円以上の、多くの助成金や委託費をいただいている。
それらは毎年コンスタントに入ってくるものではない。
みんな、提案して、申請して、受かって、やっと事業ができる。
助成金事業に応募し始またのは、フィリップモリス株式会社さんの助成金「生きる場としてのコミュニティー」だった。
これは、設立助成1年、展開助成2年、特別助成1年のの最長4年のプログラムだった。
300以上の全国の団体が応募し、設立助成で13団体、展開助成で6団体、特別助成は1団体に絞られた。
なんと、最後の1団体にレッツが残ったのだ。
総額で、900万円。2005年から2009年。
この事業のおかげで、たけし文化センター事業が誕生した。
そして、2010年のアルス・ノヴァ設立の契機ともなった。
この助成金もそうだが、特に全国区の助成金を受けることは、ものすごく自分たちの活動を「問う」ことになる。
つねに、「その活動は社会になにができるのか」
といったことを突きつけられ、必死で考えながら、事業を行う。
多分、こうした助成金をいただかなかったら、私は障害福祉施設はつくらなかったと思う。
同時に、障害、福祉、アート、ソーシャルインクルージョンといった、難しいテーマを、ここまで考え続けられなかったのではないか。
何より、一人の、障害児の母でしかなかった私が、鍛えられた。本当に一人のちからではない。
助成金はお金の支援ではない。
志の支援だ。
レッツが、福祉という、しっかりした制度にたどり着いたのはある意味幸福だったのかもしれない。
翻って、アートや文化、芸術っていうのは、継続していくのが本当に大変。
何かの役に立つと明確に示すことは、ほとんどできない。
そうした社会的価値が定まっていない分野を応援してくださった多くの助成金担当者、企業に感謝する。
ちなみに、講座の対象者は全員福祉関係者。
NPOとして活動を続けている身としては、同じ非営利事業であっても福祉は制度化され、国が守ってくれる事業だと思っている。
だから、車が欲しい、施設の設備投資がしたい、といった理由で助成金を申請するのは違っている。
カツカツでやっている、多くのNPOと勝負するのだ。
勝てるわけがない。
福祉施設が、利用者と言われる人たちのことだけではなく、それを取り巻く、地域、社会に何ができるかを、「問う」事から始めれば、社会は変わっていくかもしれない。
地域に1つは必ずある、福祉施設(高齢者、障害者、子ども、医療など)が、利用者ではない、様々な人たちの居場所を作り始めたら、社会はもっと豊かになるだろう。
同時に、一見、社会からアウトサイドに置かれている人たちの、新しい役割が見えてくると思う。
税収が減り、働く人口が減る日本。
それでも幸せに生きていくには、税金の使い方をリノベーションしていくことだと思う。
その可能性が、障害福祉施設にあると思っている。
なんでもやってもらえると思うことは、何かができなくなる。
お金がない、何かが足りないというのは、むしろ何か新しいアイデアが生まれる源泉であると思う。
経済成長ができなければ幸せになれないとは思えない。
ないなら無いなりに、工夫すればいいのだから。