クローズアップ現代+取材~多様性をレッツに観る?~

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クローズアップ現代+取材~多様性をレッツに観る?~




先日レッツに、NHKの「クルーズアップ現代+」が取材にきた。
7月、相模原で障害者が殺傷されるという痛ましい事件が起こった。その後、世論は、優生思想が出てきたり、それに強く反発する意見が出てきたりと、社会全体が揺さぶられた。それを受けて、今一度「多様性」を考えると言った趣向のようだ。
4日間、結構みっちり取材していった。9月29日(木)22時の番組で放映されるそうだ。
発端は、東京大学の熊谷晋一郎先生がレッツを紹介してくださり、取材となった。

取材のみなさんが来たとき、りょう君が床にデ~ンと寝ていた。
レッツの1階の床は、タイル張りになっている。130キロ超えの巨体の彼は超暑がり。冷房も低めだが、この床のひんやり感がいいらしく、夏は間はここで寝ている。
しかし、客にとっては入っていきなり、巨体がお腹丸出しで寝ているのだ。それも土足の床に。見た目はそんなに良くない、客によっては眉をひそめる人もいる。実はわたしもそういうときドキドキする。衛生的にもまずいんじゃないか云々。スタッフといろいろ考えたが、暑がりで、夜あまり眠れていない彼にとって、ここは特等席。まあいいか。
NHKのスタッフが彼の姿を見て、ニヤニヤしながら「久保田さんの言う多様性とはこういうことですね」と。
あっているような、いないような・・。

多様性を受け入れるっっていうのは、実はかなり暴力的でもあると思う。
自分と全く価値観が違う人は、自分にとっては未知であり、何が起こるのか、あるいはされるのかわからない存在でもある。
怖いとか、あるいは嫌悪とかそういう感情が起こって当たり前。
でもそこに、理由があるのも確かだし、そこにその人の人格や、生活のスタイルや、つまりその人なりが現れている場合が多い。
だから、自分と違うからという理由で、切り捨てていくのはこれもこれで暴力だなと思う。

衛生的にどうのこうの、日中暇そうに、ゴロゴロしているのはどうのこうの・・。いわゆる常識を振りかざす議論はよくあるけれど、「彼の穏やかな日常」「彼のしあわせ」というところから見ていくと、「これもありかもしれない」と。
つまり、人の幸せは人の数だけあるわけで、そもそもルールが、誰のために、何のために作られてるかも疑わしいってことが見えてくる。

今回の事件は、やはり、職員が、親が、社会が、障害のある人をどう見たか、どう扱ったか。同じく、法人が職員を、社会が働く人をどう扱ったのか。
その閉塞感も原因していたのだと思う。

人間には智慧と知性と創造力があるのだから。
この事件をどう乗り越えるか、はたまた乗り越えられるのか。
そのほうが、大きな課題だと思っている。


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